2023.03.16
コラム

部下のモチベーションを上げる方法【一流リーダーの結果の求め方】

「部下のモチベーション」は管理職・マネージャーを務める人にとって、大きな悩みのひとつです。

部下のモチベーション管理がうまくいかないと、自分と部下のモチベーションに大きな温度差を感じるようになったり、部下がなかなか自分から動かないといった状況に陥るなど、チームとして成果を出す事も難しくなってしまいます。

そこで、この記事では部下のモチベーションを上げる方法について「一流リーダーの結果の求め方」の視点から紹介します

部下の「内発的」モチベーションを上げる方法

モチベーションとは動機づけであり、同期には大きく分けて「内発的動機」「外発的動機」の2種類があると考えられています。


内発的動機は自身の内側から起こる興味や意欲で、例えば「やりがい」「楽しみ」「〇〇を実現したい」といったものです。外発的動機は外部から与えられる「給与・報酬」「地位」などです。


部下の「内発的」モチベーションを上げるには、部下とのコミュニケーションにおいて適切なステップを踏む事が重要です。

人間心理上のステップを飛ばして結果を求めることには、部下のモチベーションを上げられないどころか著しく低下させるリスクがあります。

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部下のモチベーションを上げるステップ①「立場関係」の前の信頼構築

「上司と部下」「リーダー・マネージャーとメンバー」というように、職場においては立場関係が明確に存在します。

上司やリーダーとなった人が忘れてしまいがちなのが「立場関係」よりも以前にあるべき信頼の構築です。
人は信頼している度合いが大きければ大きいほど、その相手の話をしっかり聞こうとします。素晴らしい話や正しい事を言われても、その相手に対する信頼が薄いと心は動きません。


何か相談や大事な話をする場面でも、どれだけ素直に話せるか、正直になれるかといったところが信頼の度合いによってどうしても変わってくるのが人間です。


基本的な信頼が薄い状態で厳しく結果を求める事は成果に繋がりづらく、部下から一層信頼されづらくなるという悪循環を引き起こしかねません。


その事実を理解して、立場関係を除いた人と人との基本的な信頼関係を軽んじずに構築した上で初めて結果を求めるのが一流リーダーへの道だと言えます。

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部下のモチベーションを上げるステップ②「所属」「承認」の欲求を”先に”満たす

人間の基本欲求を5つの階層で理論化した「マズローのピラミッド」では、「自己実現欲求」の手前の段階に「所属」「承認」の欲求があるとされています。


これはつまり「所属」「承認」の欲求が満たされると人は次に「自己実現」の欲求を持つようになるという事で、言い換えると「所属」「承認」の2つ

の欲求が満たされない状態では「自己実現」に進まないのが人間心理である、ということです。
所属欲求とは「自分がどこか組織に属していると実感できること」「組織の仲間として扱われている実感」「居場所があると思えること」です。承認欲求は「ひとりの人として認められていること」「自分が尊重されていること」「自身を尊重できること」です。


「結果を出してはじめて認められる」「結果を出す前から認められるなどという事はない」といった言葉は所謂「上司のセリフ」として耳にする機会があるものですが、部下に自発的なモチベーションを求めるのであれば人間心理のステップを見過ごすわけにはいかないでしょう。


人間心理を踏まえて仕事の結果を出せる部下の育成を考えたとき、「所属」「承認」の欲求が満たされる環境・組織作りをすることが重要になるのです。

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部下のモチベーションを上げるステップ③名前を覚える、名前を呼ぶ

「〇〇さん、これお願いできますか?」「〇〇さん、今少しいいですか?」「〇〇さん、ありがとう。」など、ちょっとした声かけの際に部下の名前を呼ぶのも一流リーダーの接し方と言われています。


名前を呼ばれた部下やメンバーは、自分がひとりの人間として真摯に向き合われていると実感できます。特に組織において「リーダーとメンバー」など、リーダー以外の人間はひとまとめに「メンバー」としてざっくり大勢の中のひとりとして扱われているような虚しさを感じる場合があります。


リーダーから自分自身の名前をしっかりと呼ばれる事で存在価値を感じることにも繋がり、相手がしっかり自分に向き合っていると感じれば自分も相手にしっかり向き合おうという意識が芽生えます。名前をしっかり覚える、呼ぶ事はメンバーの士気向上に繋がります。

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まとめ

部下のモチベーションを上げるには、立場関係よりも以前の信頼を構築することや、「所属」「承認」の欲求を先に満たすこと、名前を覚えて呼ぶ事が大切です。

チームや組織で結果を出すためには、部下のモチベーションがどのような状態にあるかが非常に重要です。正しい順番で信頼関係を作り、部下の内発的モチベーションの向上に繋げていきましょう。