【具体例3つ】事例で分かる「チームビルディング」のやり方
「チームビルディング」という言葉は、あまり聞き慣れないという人も多いかもしれません。
チームビルディングは、成果を上げられるチームを構築する手法と言われています。リーダーシップや人材マネジメント、組織の中のチームが抱える悩みや問題点を解決する糸口になり得るため、話題に上がる事が増えています。
そこで、この記事では、チームビルディングを分かりやすく掴めるように、具体例を紹介しながら詳しく解説します。
目次
チームビルディングとは
チームビルディングとは、チームメンバーの個々の能力を最大限に引き出す方法によって、共通の目標を達成できるチームを作ることです。
メンバーごとの能力を最大化できていない状況下で、他のメンバーがその不足を補う方法により目標達成を目指すことは、チームビルディングの考え方とは異なります。
チームワークやマネジメントと区別されるチームビルディングの考え方の大きな特徴のひとつは、「チームメンバー個人の成長」に焦点を当てていることです。
チームビルディングの具体例
チームビルディングについては、辞書的な解説だけでその意味を掴むのは難しいかもしれません。そこで、いくつかの具体例を紹介します。
脱出ゲーム
チームメンバーそれぞれの特性を最大限に引き出すには、お互いの特性を知る事が重要になってきます。そのために、メンバーそれぞれの特性を知る機会として脱出ゲームを行うという事例です。
オフラインではなく、オンライン上で謎解きに挑戦する企業のチームビルディング向けのゲームもあります。
仕事とは異なる、非日常的な空間での「脱出」という共通ゴールは、メンバーが知恵を出し合って協力する必要性が非常にシンプルに設定されます。
シンプルな状況だからこそ、メンバーそれぞれの性格、特徴、得手不得手も分かりやすく引き出されやすいのです。
また、「脱出」という適度な緊張感を生み出す状況ながらもゲームであるため、仕事のような現実的な利害関係によるプレッシャーは排除されているため、メンバーも素直な取り組みをしやすく、本音が表れやすい状況です。
脱出ゲームを通じて知ったそれぞれの特性を、会社組織のチームメンバーとして目標に向かう際に活かすことが出来ます。
(pixabay)
「レゴ」対話
おもちゃのブロックで有名な「レゴ」を通じて対話をする、というチームビルディングの方法です。
レゴ対話は、株式会社メルカリによる実施がよく知られています。
メンバーがそれぞれレゴでタワーを作り、完成後に作ったタワーについて周りのメンバーと会話をします。
また、「あなたの思うBe Professionalをレゴ(R)で表現する」というお題で、レゴを使って自由に表現し、完成したレゴ作品を通じてメンバー同士が対話をします。
このチームビルディングでは「レゴを通じた」対話が重要です。「作品のどういう部分で何を伝えたかったのか」といった点をレゴ作品を通じて対話する事で、お互いが知らなかった新たな一面を知る機会や、お互いの考えの理解に繋がります。
キャンプ
一般的に馴染みが深いキャンプですが、キャンプをチームビルディングに活用する企業も少なくありません。
カジュアルな服装と開放的な屋外でのコミュニケーションは、業務時とは違ったメンバーそれぞれの個性が出やすくなり、お互いを知る機会になるでしょう。
また、キャンプではテント設営や食事準備など共同作業が多くあるため、メンバーそれぞれの得意なことを知ったり、役割分担からチーム体制の新たな発見が出来ることもあります。
まとめ
チームビルディングは、チームメンバーの個々の能力を最大限に引き出して、共通の目標を達成できるチームを作ります。そのため、メンバーがそれぞれの特性を理解する事が重要です。
チームビルディングの具体的な事例では、メンバーで脱出ゲームを行ったり、おもちゃのレゴで作った作品について対話をしてみたり、屋外キャンプで共同作業をしてみる、などがあります。
オフィスで業務に向かう時とは異なるゲームや屋外活動といったカジュアルな環境なら、お互いの会話も素直な表現が期待出来るため、今まで知らなかったメンバーの一面や、それぞれの得手不得手の理解にも繋がります。
【参考サイト】
https://kigyolog.com/article.php?id=941