2021.11.18
働き方

会社にとって「女性の活躍」が必要な理由とは?

労働人口の減少などにより、女性の活躍が不可欠な時代となっております。
しかし、まだまだ日本では女性の活躍には程遠い現状です。

本記事では、なぜ「女性の活躍」が必要なのか?また、女性が活躍することで会社にもたらされるメリットについて解説していきます。

(pixabay)

1.「女性活躍推進法」とは?

2019年に法改正された「女性活躍推進法」をご存知でしょうか。
出産や育児などの理由によってキャリアを離脱せざるを得ない、女性が活躍できる社会を実現させるためにできた法律です。

今まで「努力義務」とされてきた、※中堅・中小企業も2022年4月1日からは義務化の対象となるため気をつけなければなりません。
※従業員数が101人以上(正社員、1年以上の雇用が継続されている契約社員やアルバイトなどを含む)在籍する事業主を対象

「女性活躍推進法」は大きく分けて下記3点が義務付けられています。

・自社の女性活躍に関する状況把握・課題分析

・状況把握・課題分析を踏まえた行動計画の策定・届出・公表

・女性活躍に関する情報公表

引用)女性の職業生活における活躍の推進に関する法律の概要

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2.女性管理職の割合は?

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日本における女性の管理職はどうなっているのでしょうか?
2021年7月に帝国データバンクが約2万5000社を対象に実施した調査である「女性登用に対する企業の意識調査」を基に、解説していきたいと思います。

全業界の女性管理職の割合は、8.9%と前年の7.8%から1.1%の増加が見られます。しかし、欧米諸国やアジア諸国の平均が30%を超えているのに比べ、日本の女性管理職の割合は非常に低い水準と言えるでしょう。

また、男性のイメージが強い建設業界に関しては、そのイメージのまま6.1%と業界最下位の数字となっています。
最近では、「建設女子」というワードができるなど、建設業界で活躍する女性が徐々に増えつつあります。しかしまだまだ、女性管理職の増加には時間がかかりそうです。

※引用)帝国データバンク「女性登用に対する企業の意識調査(2021年)

3.女性活躍が企業にもたらすメリットとは?

そもそも企業にとって、女性が活躍することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

3-1 株価パフォーマンスの向上

下記のグラフは、内閣府男女共同参画局が公開した、企業の株価の推移を表したものです。
女性取締役が1人以上在籍している企業は、1人もいない企業に比べて、株価パフォーマンスが高いことが見てとれます。
株価パフォーマンスが高くなる理由の一つに、男女の差別なく優秀な人を引き上げる、公正な評価制度があることが関係していると考えられています。

※引用)内閣府男女共同参画局 「女性活躍で企業は強くなる」企業(時価総額100億ドル以上)の株価推移

3-2 企業イメージの向上

女性活躍推進企業として認められた場合には、厚生労働省より、「えるぼし認定」を受けることができます。「えるぼし認定」とは、女性活躍において、採用・管理職比率・キャリアなどの基準を満たしている優良企業であることが証明されるため、企業のイメージアップにもつながります。

3-3 優秀な人材の採用

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男性に優秀な方がいるように、女性の中にも優秀な方はたくさんいます。少子高齢化で労働人口が減少している現代で、性別関係なくスキルや経験で採用することで、より自社の求めている人材を採用することができるでしょう。

それだけでなく、優秀な人材を正当に評価することで他の社員の「離職率の低下」にもつながります。

4.まとめ

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本記事では、企業にとって女性が活躍する必要性について解説いたしました。

建設・住宅業界では、まだまだ「男性の仕事」というイメージが強いため、女性が活躍しやすい労働環境に変化させることは容易ではないでしょう。
しかし、男性社会の業界であるからこそ、女性ならではの目線や、きめ細やかなスキルが活かされることも期待されています。

「女性の活躍」=「女性の管理職」を増やせばいいだけではありません。男女の差なく、優秀な人材を公平に評価することでより良い組織づくりとなるでしょう。