2023.02.20
コラム

グループとチームの違いは?【正しいチームビルディングのために】

チームビルディングにおいて、グループとチームの違いを理解しておくことは非常に重要です。

グループとチームには明確な違いがありますが、いざその違いを説明しようとすると、意外とはっきりしないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、グループとチームの決定的な違いについて、分かりやすく解説します。

グループをチームに成長させる「チームビルディング」

チームビルディングとは、「メンバー個々の能力が最大化される事により、最高の成果で目標達成できるチーム」を構築するための活動全般を指す言葉として知られています。


 
チームビルディングでは「グループ」を「チーム」に成長させて成果に繋げます。

そのため、チームビルディングを成功させるためには「グループ」と「チーム」の違いをしっかり理解する事が重要です。

グループとチームの違い

グループとチームについて、それぞれの定義を確認した上で、両者の違いを具体的に解説します。

グループとは

グループの定義は以下の3点です。

  1. 仲間。集団。
  2. 共通の性質で分類した、人や物の一団。群。
  3. 同系列に属する組織。 (goo辞書)

グループとは例えば、趣味が合う人同士が集団で旅行に行ったりする事です。
また、ある企業の系列に属する組織を「企業グループ」と呼んだりします。

集団がグループかどうかを決める要素は「共通の性質があるかどうか」だと言えます。

チームとは

チームの定義は、「ある目的のために協力して行動するグループ。組。」です。(goo辞書)

チームは、例えばスポーツで協力し合って優勝を目指す場合です。スポーツでは多くの場面で「グループ」ではなく「チーム」という表現が使われます。


また、異なる診療科の医師が集まって共に医療を行うことを「チーム医療」と呼んだりします。


チームかどうかは、特定の目的を達成するために協力し行動するかどうかで決まると言えます。

グループとチームの違い

グループとチームの違いは「共通の目的があるかどうか」です。


性質によって分類した集団であれば「グループ」と表現しますが、共通の目的のために協力する集団なら「チーム」と表現します。


会社などの組織で考えた場合も、その集団がグループなのかチームなのかを判断する際には「共通目的に向かって協力・行動するかどうか」がポイントになります。

(pixabay)

グループとチームの違いをチームビルディングに活かす

「個々の能力を最大化して、共通目標を達成できるチームを構築する」のがチームビルディングです。

つまり、チームビルディングは、同じ性質を持つ人同士を集めてグループを形成する事とは全く異なり、共通の目的に向かって協力し行動できる集団を構築する事が重要です。

例えば、チームメンバーが自分が所属しているチームの目的を理解しているかどうか、という点も大切なポイントです。

チームを結成していても、所属メンバーの全員がチームの目的を聞かれた際に明確に答えられることは意外と少ないと言います。

会社などの組織で結成されたチームが、名前はチームと表現されていても、実際にはチームになっていないケースが少なくないのです。

チームとして目標達成に向かう場合には、メンバー全員で目的をしっかり共有しましょう。

グループからチームに育てる「タックマンモデル」とは?

タックマンモデルは、チームの成長を4段階で説明する、チームビルディングのフレームワークです。

タックマンモデルでは、以下の4つの各段階を乗り越えた集団が「個々の能力が最大化され、目標達成できるチーム」に成長すると考えます。

  1. 形成期(Forming)…チーム結成の初期の状態。メンバーは独立して行動する傾向にある。
  2. 混乱期(Storming)…メンバー同士の意見が表明され、議論や衝突が生じる。
  3. 統一期(Norming)…メンバー同士がそれぞれの個性を理解、尊重するようになり、ルールや役割が明確化される。
  4. 機能期(Performing)…メンバーそれぞれが自律し、目標に対して協力し合いながら、主体的に達成に向かう。

タックマンモデルでは、4つの成長段階それぞれに乗り越えるポイントがあります。

タックマンモデルについて深く理解する事は「メンバーが個性を最大限に発揮して目標達成できるチーム」を構築したい場合に、役立ちます。

まとめ

グループとチームの違いは 「共通の目的があるかどうか」です。

グループとは、趣味が合う人同士が集団で旅行に行くなど、共通の性質によって分類された集団の事を指しますが、チームは、異なる診療科の医師が集まって共に医療を行う「チーム医療」など、ある目的のために協力して行動するグループの事を表します。

チームビルディングではグループではなくチームの構築を目指すため、グループとチームの違いをしっかりと理解した上で「タックマンモデル」のフレームワークに取り組むと成果に繋がりやすいでしょう。

【参考記事】