【具体例あり】テレワークで出来る!オンラインでチームビルディングをするなら
複数人でまとまって能力を発揮し、共通の目標を達成することが求められるのが組織チームですが、チームメンバーはそれぞれ性格や価値観も異なるため、「チームがなかなかまとまらない」「遠慮し合って本音が言えない」などの悩みや問題を抱えるケースが多いものです。
そんなチームの問題解決に繋がるとして話題なのが「チームビルディング」です。
具体的な例としては、チームメンバーで脱出ゲームにチャレンジしたり、キャンプなどの活動を共にするなど、「カジュアルな環境で、お互いをより深く理解できる機会」を用意します。
しかし、最近ではテレワークの導入が広まっているため、なかなか対面での共同作業、ワークショップや研修を実施するのが難しいケースも増えています。
そこで、この記事では、テレワークで実施が可能なオンラインでのチームビルディングの例を紹介・解説します。
目次
チームビルディングとは?
チームビルディングの考え方の特徴は、「メンバー個々の能力の最大化」です。
メンバーがお互いの特性(性格や得意なこと、苦手な事など)をしっかりと理解し合えると、個々の能力を最大に発揮できる状況が生まれます。
チームメンバー同士のコミュニケーションにおける壁やストレスは抑えられますが、チームが出せる成果は最大化されます。
タックマンモデル「チーム成長の4段階」
チームビルディングを行う上で重要なのが「タックマンモデル」です。
タックマンモデルはチームの成長を4段階で説明する、アメリカの心理学者タックマンが提唱したフレームワークです。
チームの成長には、以下の「形成期」「混乱期」「統一期」「機能期」の段階があり、チームは各段階を適切に乗り越える事で次の成長段階へと進む事ができます。
- 形成期(Forming)…チーム結成の初期。お互いをよく知らず、緊張や遠慮が多い。
- 混乱期(Storming)…お互いを知っていくが、それぞれの主張が対立したりする。
- 統一期(Norming)…お互いの考え方の違いを尊重し、立場や責任、役割等が明確になる。
- 機能期(Performing)…メンバーが自律し、細かな指示無しでも目標達成に向かえる。
オフラインでのチームビルディングの例
対面で行われるチームビルディングでは多くの場合、チームメンバーでスポーツやキャンプをしたり、工作、料理などの共同作業を通じてお互いの理解を深めます。
オフィスとは異なる環境で、共通のゴールに向かって役割分担をして協力し合う中で、メンバーの能力や性格の違いに対する理解が深まります。
オンラインでのチームビルディングにおける課題
テレワークの普及によって、チームメンバーであっても同じ場所で顔を合わせて仕事をする機会が減った、というケースが増えました。
勤務場所や通勤時間の制約が無くワークライフバランスが保ちやすいといったメリットがある一方で、コミュニケーションが希薄になり、チームの目標がしっかり共有されていなかったり、メンバー同士がお互いの性格をほとんど知らないといった状況に陥りがちです。
オンラインでのチームビルディングでは、対面でのコミュニケーションありきの共同作業が出来ない状況下で、いかにメンバー同士がお互いの性格や得手不得手について理解を深められるかが重要なポイントになります。
(pixabay)
テレワークで出来るチームビルディングの例
テレワークでも可能な、オンラインでのチームビルディングの具体的な例を解説します。
リモート脱出ゲーム「リモ謎」
チームメンバーが同時参加出来るオンライン脱出ゲーム「リモ謎」で、お互いの理解を深めます。
10名から500名まで同時開催が可能で、開始から終了までの時間は約1時間半から2時間です。
プログラムによっては、全編英語の英語圏対応バージョンや、1時間以内の短時間バージョンにも対応しています。
共通のゴールを目指してメンバー同士が協力して謎解きを進める過程では、それぞれの特性・得手不得手による役割分担や協力方法について、今まで知らなかった一面が見えたりと新たな発見に繋がります。
「合意形成研修コンセンサスゲームオンライン」
ある物語を通して複数人が合意形成するまでの過程と要点を実践で学べる「コンセンサスゲーム」をオンラインで行う研修です。
「ジャングルサバイバル」「帰宅困難サバイバル」など特定のシチュエーションが用意され、ビデオチャットツールを使用して参加します。
メンバーは予期せぬ問題に対する対処方法を考えて、チームメンバーで合意形成をします。
その後、専門家の結論から妥当性を判定してチームで振り返りを行います。
チームメンバーで考えて合意形成をする過程を体験する過程では、人それぞれの価値観の違いを知り、その中で合意形成をするために必要なコミュニケーションを学ぶ事が出来ます。
まとめ
チームビルディングでは、キャンプやゲームなどを通じたメンバー同士の共同作業によって、お互いの理解を深める研修が多く行われます。
しかし、テレワークが普及した現在では、対面コミュニケーションを前提としたチームビルディング研修が難しいケースが増えています。
オンラインでメンバー間の相互理解を深めるためには、リモート脱出ゲームに参加してお互いの役割分担の新たな発見をしたり、オンラインコンセンサスゲームを通じて問題解決に向けた合意形成の体験をしてみる方法があります。
【参考記事】
https://nazotoki-concierge.com/column/team-building/202206148408/
https://www.jtbbwt.com/business/trend/detail/id=1771