2023.03.02
働き方

建築業界でホワイトに働きやすい5つの職種

建築業界でホワイトに働くには、どのような職種が良いのでしょうか。

できればホワイトに働きたいと思うものの、まずどのような選択肢があるのか分からないと、なかなか確信を持って志望職種を定める事は出来ません。

そこで、この記事では、建築業界でホワイトに働きやすい5つの職種について解説します。

ホワイトな労働環境とは

「ホワイト企業」には明確な定義付けがされていませんが、一般的には業務に見合った給料であることや、休日がきちんと確保できること、残業の少なさなどがイメージされます。

端的に表現するのであれば、「精神的・肉体的な負担が大きすぎず、適切であること」と言えるでしょう。

建築業界でホワイトに働きやすい職種

建築業界において、ホワイトな労働環境で働きやすい職種について解説します。

設計職

「建築設計」という言葉は、建物や設備の設計に関わる仕事を包括的に言い表したものです。

資格は必須ではなく、資格無しでも設計業務に関わる事は可能です。


一般的には、建築系の学科や専門学校で学んだ後に現場で経験を積む流れが多いですが、担当する仕事内容によっては、建築士の資格は必ずしも必要ではありません。

ただし、資格が無いと担当できない業務もあります。

建築設計の仕事では、建築主の要望や予算を考慮して、土地の調査等を行い、図面を作成したり、工事に関する計画書を計算・作成したりします。

また、設計の職種は大きく次の3種類に分かれます。

意匠設計

意匠設計は、様々な構造物に対して、強度・耐力性等を加味した美しいデザインを施す仕事です。

構造設計

構造設計は、建築物の基礎や柱、梁、床などの耐力・形状・配置を、建築基準法に適合するように、力学的に構造計算する仕事です。

設備設計

設備設計は、構造物などにおける環境・エネルギーを最適化した快適な室内環境を実現する、建築物のインフラを設計する仕事です。

事務職

建築業界にも、事務職があります。
デスクワークメインの業務を希望する人にとっては、やはり事務職は魅力的な職種です。

屋外作業のように天候や気温の影響を受けづらく、年間を通じて安定した環境で働ける特徴から、ライフワークバランスを取りやすい面があります。

人事職

人事職は主に労務管理や採用、研修等を担当します。

「工期が変更になり、休日が取れなくなってしまった」といった工期が勤務状況に直接影響するような事が無いため、休日を確保しやすい特徴があります。

警備員

建築業界における警備員の仕事は、主に工事現場や建設現場での交通誘導です。

基本的には、その日の工事が終了となれば警備の仕事も終わり、交代制で勤務する場合もあるため残業が少ない傾向にあります。

また、働き方改革によって2024年4月1日から建設事業の残業時間の上限規制が実施されるため、よりホワイトに働きやすい環境になることが予想されています。

施工管理

施工管理は、現場監督として工事現場で働く職人や様々な関係者を取りまとめる仕事です。

会社によっては長時間労働や休日が少ない場合があるため、企業ごとの勤務条件をしっかり確認しましょう。

将来性があり、比較的高い収入を見込める職種です。

建築業界の「非公開求人」とは

建築業界の求人の中には、一般公開されていない「非公開求人」が存在します。

非公開求人とは、例えば企業の経営者層や採用責任者が信頼関係を築けているコネクションを通じて、非公開に人材を募集しているといったケースです。

そのため、これらの求人情報は一般の求人・転職サイト等には出回りません。

非公開求人は経営者・マネージャー層と信頼関係を構築している転職サポート企業が情報を保有しているため、専門の企業に問い合わせる必要があります。

建築業界でホワイトに働くにはコンサルタントと繋がる方法も有効

建築業界を専門としているコンサルタントであれば、様々な職種での就労事例を多く知っているため、信頼できる情報が得られます。

人によってそれぞれ異なる細かい事情も含めての相談が出来るため、適性や要望などトータルで最適なマッチングをサポートしてもらえます。

また、経営者・マネージャー層とアナログできちんとした信頼関係を構築している転職サポート企業に所属しているコンサルタントの場合には、信頼関係によって成り立つ非公開求人を保有しています。

希望に合う企業の求人があれば、コネクションによって紹介を得られる可能性があります。

(pixabay)

まとめ

建築業界でホワイトに働きやすい職種には、設計職、事務職、人事職、警備員、施工管理などが挙げられます。

ただし、ホワイトに働きやすいと言われている職種でも、企業によっては長時間労働や休日の少なさが目立つ場合があります。

建築業界を専門とするコンサルタントと繋がりを持てる場合には、経営者・マネージャー層との信頼関係による「非公開求人」への紹介を得られる場合があるため、サポートを受けるのも有効な方法です。

【参考記事】
https://kensetsutenshokunavi.jp/c/content/job_guide/job_guide_26/
https://job.tenpodesign.com/magazine/article/33
https://ikeguchi-sr.com/kennsatugenbakeibiinnzanngyoukisei/