2023.01.05
コラム

アイスブレイク5分、オンラインでどうする?

最近は会議やミーティングの際にも、オンラインで人に接する機会が増えました。

その中、対面とは感覚が異なるオンライン上でのやり取りでのアイスブレイクをどうすれば良いのか、悩む人が増えていると言います。


そこで、この記事ではオンライン上でアイスブレイクを行う際の注意点や、実際に使える具体例を紹介します。

アイスブレイクとは

アイスブレイクとは、初対面の相手との会話において生じる緊張を、氷を溶かすように解いていく技術です。

アイスブレイクはセミナーや会議の他、商談や営業の場でも活用される事が多く「アイスブレイクゲーム」と呼ばれる短時間で実施可能なミニゲームや会話内容など様々な方法があります。

まず、オフラインの対面でよく活用されるアイスブレイクを3つ紹介します。

(pixabay)

「実は」自己紹介

はじめに「実は」を付けた自己紹介です。

それぞれの人の意外な一面を知ることによって、参加者の人となりが見えてくる面白さがあり場の空気も和みます。

ウソorホント?

紙を配ってそれぞれ自分に関して3つの項目を書き出してもらい、そのうちの一つをウソの内容にします。

順番にそれぞれ自分のリストを読み上げてもらい、他の人は嘘だと思うことをメモします。全員リストを読み終わったら、順番に何が嘘だったか答えを言っていきます。

短時間で楽しみながらお互いについて知ることができるアイスブブレイクです。

他己紹介

ペアを組んでお互いにインタビューを行った後、ペアの相手について他の人に紹介をしてもらいます。
人は自分に興味を持ってくれる人に心を開きやすいと言われています。

インタビューの時間があるため自己紹介だけをする場合と異なり会話が生まれて、場の空気も柔らかくなります。

(pixabay)

オンラインでのアイスブレイク

対面ではなく、オンライン上でコミュニケーションを取る場面で実施しやすいアイスブレイクの例を3つ紹介します。

ミュートしりとり

ビデオ会議ツールのミュート機能を利用して、マイクをミュートした状態でしりとりをします。
順番を決めたら一人目の人からマイクミュートでしりとりの単語を喋ります。

二人目の人は一人目の人が喋っている単語を予測して、次の単語をマイクミュートで喋ります。


この際に、「相手の単語がなんだと思ったか」と「自分が喋った単語」をメモしておいてもらいましょう。順番が全員に回ったら、答え合わせをします。

バーチャル背景トーク

「思い出の場所」「好きな食べ物」などお題を決めて、それぞれがバーチャル背景にその写真を設定します。

バーチャル背景にお題の答えの写真が見えている状態で、それぞれエピソードを話してもらったり、他の参加者から質問やインタビューをしてもらいます。


オンラインならではの機能を活用して、視覚的な効果で会話が広がったり弾みやすくなる方法です。

(pixabay)

チャット機能を使ったクエスチョンアンサー

進行役となる人が例えば「好きな食べ物はなんですか?」「よく行く場所は?」などの質問を提示して、参加者が一斉にチャットツールに答えを投稿していきます。

進行役がまず例として自分の答えをチャットに書き込むと、参加者も書き込みしやすくなるでしょう。

次々と投稿される答えを進行役が読み上げながらコメントして盛り上げます。

対面の会話では難しい、オンラインのチャット機能ならではのコミュニケーション方法です。また、チャット機能の使い方の練習にもなり一石二鳥です。

(pixabay)

オンラインでアイスブレイクを行う場合の注意点

オンラインでアイスブレイクを行う場合にはどのような注意点があるのでしょうか。

対面とは違うオンラインならではのチェックポイントを知っておきましょう。

通信環境を事前にチェックしておく

これはアイスブレイクだけに関わる事ではありませんが、オンラインで最も気を遣うのは通信環境かもしれません。予め十分な速度の接続が出来るかどうかはチェックしておきましょう。

また、メンテナンスの時間と重なって接続が出来ない、などのアクシデントが無いように念のためプロバイダ側に特別なスケジュールが組まれていないかも確認しておくとベストでしょう。

邪魔にならないBGMをかける

オンラインでは多くの場合、参加者それぞれが別の場所からできるだけ静かな環境を選んで会議やミーティングに参加しています。

参加者がそれぞれ静かな空間にぽつんと一人でいるのなら、邪魔にならないBGMをかける事で場の空気を柔らかくできる場合もあるでしょう。

画面共有だけでなく音声を共有できる機能があるビデオ会議ツールも多いため、できればツール内の共有機能を使用すると音割れなどせずに綺麗な音質でBGMをかける事ができます。

(pixabay)

まとめ

コミュニケーションの手段は昔に比べて多様化しています。有効なアイスブレイクを行うためには、オンラインとオフラインの特徴を理解して適切な方法を選択する必要があります。


昔から対面で行われているアイスブレイクには「実は…自己紹介」「ウソorホント」「他己紹介」などがありますが、オンラインならではの「ミュートしりとり」「バーチャル背景トーク」「チャット機能クエスチョンアンサー」もあります。

環境に合ったアイスブレイクで、「初対面の相手との会話において生じる緊張を、氷を溶かすように解いていく」という本来の目的を効果的に果たしましょう。